赤ちゃんを望まない方へ

緊急避妊用ピル(レボノルゲストル)

「コンドームが外れた」「コンドームが破れた」などといった場合に、緊急避妊法(いわゆるアフターピル)という方法があります。避妊に失敗してから72時間以内にホルモン剤を服用することで、97%以上の確率で妊娠を防ぐことができます。

よくあるご質問

  • どうして緊急避妊ができるのですか?

    排卵を制御する、受精を妨げる、子宮への受精卵の着床を阻止するなどの作用があります。

  • どの程度の効果があるのですか?

    妊娠防止効果は100%ではなく、約3%で妊娠が起こります。
    2週間しても月経がない場合は尿妊娠検査をしてください。

  • 副作用はありますか?

    一時的ですが気持ちが悪くなったり、吐いたりする場合があります。
    時には頭痛、めまい、腹痛、乳房緊満などが起こることがあります。
    ただし、これらの副作用は24時間以上継続することはありません。

  • いつ、どのように服用するのですか?

    性交後72時間以内にできるだけ速やかに2錠のピルを服用してください。
    (72時間以上120時間以内の場合は子宮内避妊具を挿入する方法があります。)

  • 費用はいくらかかりますか?

    診察時間内:8,000円
    診察時間外:11,000円

低用量ピル(経口避妊剤)

女性ホルモンと黄体ホルモンという2種類のホルモンが混ざったホルモン剤を毎日1錠づつ飲む方法。

メリット
・避妊効果が高い
・月経不順の改善
・月経痛の軽減
・月経量の減少
デメリット
低用量ピルの成分である女性ホルモンが高血圧、40歳以上の方、喫煙者(1日15本以上)の方などは、血栓症のリスクを増大させる原因となる為、推奨されません。
費用
2,500円

子宮内避妊具(ミレーナ)

子宮内に避妊具を挿入して着床を防ぐ方法。

メリット
・月経痛の改善
・月経量の減少
デメリット
稀に子宮内感染を起こすことがある。
時に避妊具が外れたり、ずれたりすることがある。
子宮内に挿入する操作が必要で、経膣分娩をしたことのない方には使いにくい。
費用
44,000円

人工妊娠中絶手術について

妊娠12週未満では日帰りでの手術が可能です。
12週以降では3日程度の入院が必要となります。
なお、妊娠22週以降は手術をすることはできません。
早めに受診して妊娠週数を確認してください。

入院と費用、方法について

週数入院麻酔死産届費用
06~09日帰入院あり不用12〜12.5万円
10~11日帰入院あり不用14〜14.5万円
12~213日程度なし必要43〜50万円