イタクラノート

先日看護部のXさんから「院長、仕事辞めちゃうんですか?最近渡邉先生に任せることが多くなって・・・ずっと続けてください。」と言われました。ご心配ありがとうございます。まだまだ引退する気はありません(笑)。今後ともよろしくお願いします。ただクリニックの責任者としては未来に向けて準備しておく必要があります。

 20222月末ロシアがウクライナに侵攻、今この瞬間にも大勢の若い命が失われていることを思うと、とても切なくやるせない気持ちになります。ウクライナは遠い外国ですが、ロシアは日本の隣国です。隣国でいえば世界経済第2の大国中国も不動産バブルがはじけ、日本経済への影響は甚大でしょう。北朝鮮、韓国も不穏な状態が続いています。このように日本を取り巻く環境が大きく変化しています。

 20227月安倍晋三元総理の悲報も衝撃的でした。現代の日本で選挙演説中に銃撃事件が起き、それを阻止できないとは・・・。平和な日本で銃撃事件などないだろう、そんな油断があったように思います。最悪な状況への想定、それに対する対策が不十分だったことが、取り返うことのできない結果を招いてしまったのだと思います。

 明るい話題も一つ。202212月サッカーワールドカップで、日本代表が優勝候補のドイツ、スペインを連破し、予選1位で決勝リーグへ進みました。この結果を誰が予測できたでしょう?

浅野選手の神トラップからのドリブル、ニアサイド上へのシュート。三笘選手のラインぎりぎりでの切り返し、からの田中選手の体ごとシュート。興奮し、歓喜しました。念願のベスト8は後1歩で達成できませんでしたが、選手も、森安監督も'ブラボー'でした。本気のドイツ、スペインを破ったことは、世界のサッカーファンに衝撃を与え、ベスト8以上の大きなインパクトになったと思います。ここからは40年間サッカー代表を応援してきた僕の個人的意見ですが、未来に向けて攻撃の選択肢を増やして欲しい、「戦術三笘」は情けなさすぎです。究極の選択ではありますが、勝つことよりワクワクするようなサッカーを目指してほしい、と思います。

 サッカーに関してはついつい熱く語ってしまいました。でもそれこそが重要だと思うのです。未来を想定し、もしもに備え対策を立てること、これは必要不可欠です。でもそれだけでは不十分で、同時にワクワクする未来を情熱的に語れること、これが重要だと思います。

 皆さんが熱く語れること、ワクワクできることは何ですか。コロナ感染が続く中、国際情勢が不安定な中、今、「ワクワクした未来を語ろう」とすることは非常に困難な状況です。でもだからこそ語る必要があります。情熱やワクワクは伝染します。一人ひとりの情熱・ワクワクが互いに影響しあえば、大きな力になります。子供たちの未来のためにも、今僕たち1人ひとりに必要なことだと思います。

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