イタクラノート

皆さんこんにちは。院長の板倉です。image3.jpeg

 今年は新年早々北陸で大きな地震があり、羽田空港では大きな事故がありました。亡くなられ方、被災された方のことを思うと言葉がありません。ただそうしたつらい状況の中でも私たちが元気を出して日々の生活を送ること、そうした前向きの気持ちが地域を元気にし、日本全体をも元気にすると思います。

 自分の気持ちがなんとなく沈んでしまうとき、皆さんはどうしていますか?僕の場合、本当に疲れているときはひたすら寝る、時間に余裕があればドライブに出かけ外の空気を吸う、温泉につかり頭を空っぽにする、などです。お産の当番などで外に出られない時には、自宅で映画をよく見ます。映画は23時間で完結するので、最も身近な「お気に入り」です。そこで、今回は元気が出る映画を3つ紹介したいと思います。


 1番目は『海賊とよばれた男』(2016年公開)です。原作は百田尚樹氏の小説、監督は『ALWAYS 3丁目の夕日』を手掛けた山崎貴氏、主演は岡田准一です。出光興産(石油商社)創業者の出光佐三をモデルとした国岡鐡造の波乱の生涯の物語です。映画のスタートは1945年終戦の場面で、街が空爆によりががれきの山となり、日本国民が失意に打ちひしがれる状況です。鐡造は敗戦によりインドネシアなどの海外資産をすべて失い、国内でも販売する石油が手に入らない状況に追い込まれます。そんな八方ふさがりの状況の中、鐡造は「社員は一人も辞めさせない」、と力強く宣言し、社員に活を入れます。鐡造の熱が社員に伝わり、社員一丸となって新しい仕事に着手していきます。この時鐡造は60歳、今の私とちょうど同じ年齢です!


 2番目に紹介する映画はBLUE GIANT』(20232月公開)です。石塚真一氏によるジャズを題材にした漫画が原作です。私は原作の漫画も知らなかったし、音楽もど素人ですが、この映画は楽しめました。ストリーは単純ですが、その明快さが私は好きです。いい大人が泣きそうでした。音響効果の良い劇場で観るのがお勧めですが、自宅で観るのであればヘッドフォン使用がよいかと思います。

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(映画「BLUE GIANT」公式サイトより)

https://bluegiant-movie.jp/#


 3
番目は『天使のくれた時間』(2000年アメリカ映画)です。主演ニコラスケイジ、「もしもあの時、違う道を選んでいたら?」をテーマにしたファンタジー映画です。この映画は単純に面白いのですが、ファンタジーであるからこそ逆に考えさせられます。現実の世界には天使はいません。未来は予測できないし、時間を戻すことはできません。でも・・・日々の選択によって未来は変わります。過去の失敗に学び、未来に備えることは可能なのです。日々を丁寧に生きること、当たり前のことに気づかされる映画です。

 以上3つの映画を紹介させていただきました。まだ観たことのない作品があれば騙されたと思って観てください。(たとえつまらなかったとしても3時間で終了するのが映画の良いところです!)そして感想を教えてもらえると嬉しいです。

2024年、世界が大きく動く予感がします。どんな状況にあっても、元気を出して行きましょう!